2008.12.03 Wednesday
不思議なことに、色んな人から色んな相談を受けることがよくある。
ただ毎日テクテクと、真面目に犬の散歩をしているだけなのに、「なんでこんなことまで私に聞くの?」みたいなことがよくあるのだ。
ほんの一例として、こんなのもあった。
娘婿のDVと借金問題。
これはさすがに私にゃ答えられない。
でも相手は、自分の話を聞いてくれるだけで満足しているご様子だ。
相手だって私なんかに相談したところで、問題が解決するだなんてこれっぽっちも思ってないだろう。ただ心の中のもやもやを口に出して誰かに聞いて欲しいだけ。その相手として私を選んだだけのこと。どうやら私は、"自分の話をちゃんと聞いてくれそうなタイプ"と勝手に思われるらしい。
まぁ、それは良いとして。
さて、前置きが長くなったが、ここからが本題。
今日の相談相手は、1才になるトイプーの躾に悩む40代の主婦・A子さん。
家族構成は夫が1人と小学生の子供が3人。
他に14才の先住犬のヨーキーが1匹。
そんなご家庭なのだが、このA子さん、とにかく難物。
そのトイプー君を家族に迎えてもう一年にもなるのだけど、未だトイレを覚えられず、家中におしっこをしてしまうことが悩みのタネだという。特に最近寒くなって、コタツを出してからというもの、コタツ布団にもおしっこかけまくりの日々だそうだ。だから家中が臭くて臭くてたまらないとのこと。
それが原因で、毎日子供とケンカばかりしてしまうと言っていた。
そのトイプー君を飼いだしてからというもの、「お前が飼いたいって言ったんだからね!」と、子供に八つ当たりする日々が続いているのだそうだ。
しかもそのトイプー君、先住犬との相性も抜群に悪く、2匹は毎日取っ組み合いのケンカばかり。その先住犬は緑内障で、すでに目が見えなくなっているもんだから、元気いっぱいでチャカチャカしているトイプー君がうっとおしいと感じるのだと思う。あるいは目が見えない分だけ普通以上に怖いと感じるのかも。とにかくケージに入れてもドア越しにお互いガウガウやっているんだとこぼしていた。
私がそんなA子さんに最初に出会ったのは、今年の春先くらいだったか・・。
考えてみればそのときから同じことをずっと愚痴っていたように思う。
「もう〜、トイレを覚えてくれないのー。
先住犬のヨーキーはすぐに覚えたのにぃぃぃ。
ホント、この子はバカ犬なんだからっ!」
トイプーラヴァーの私にとっては聞き捨てならないお言葉。
"オイオイ、ちょっとマテ。バカと言うな、バカと・・"と言いたいのを心の中でぐっと堪え、代わりにケージを用意するようにと伝えた。
「犬にしてみればどこにしていいのかがわからないだけなんだから、それを教えてあげればすぐに出来るよ。大丈夫、絶対に覚えるって!」と、確か最初に交わした会話はこんな感じだったと思う。
それから数日後、再びA子さんに会ったときのこと。
「トイレ、どうした?」と聞くと、首を横に振りながら「全然ダメ」と、浮かない顔。
ケージのことを尋ねると、最初だけは私に言われてケージを用意したらしい。
ケージに入れておけばケージの中のトイレでだけは出来るようになったのだが、リビングに出すと、また家中におしっこしまくりに戻ってしまうとのこと。それで「この子は覚えが悪くてもうダメだ」と諦めの気持ち半分、かつケージがあると家の中が狭くなるという自分の都合半分で、もうケージは片付けてしまったという。
そこで私は内心呆れつつ、まだリビングで完全にフリーにする時期ではないという説明をした。更にはもし仮にフリーにするのであれば、相手はまだ子犬なんだから、飼い主さんがついててあげられる時間のみにすることとか、遊んでいて犬がそわそわしだしたら、トイレを教えるタイミングと捉えるべきだという説明もした。
そうなったら仕切りで囲ったトイレまで連れていってあげて、上手に出来たらきちんと褒めて、ご褒美としてそこから出してしっかり遊んであげてと、もう、これ以上ないくらいに親切丁寧に説明してあげた。
まるで小学生にでも諭すようにねっ!
そこらのことは私が偉そうに言うまでもなく、躾の本の一冊も買えば、ちゃーんと出ていることだし、どこの専門家に聞いてもきっとそう答えるだろう。事実その頃になるとそのA子さん、私の他にも動物病院の先生やらトリマーさんたちにも同じ質問をしまくっていたもよう。どこに聞いてもこれと同じような答えが返ってきていたようで、「ふーん、みんなそう言うのよねー」と、私の話に深くうなづいていた。
ならば当然、それでわかったのだろうなーと思いきや、敵も然る者。
会うたびに同じことばかり言っている。
そのたびに「ケージは?」と聞くと、「ケージに入れると『出せー』と泣いてうるさい」とか、「ケージだと家の中が狭くなる」とか、ああでもないこうでもないとできない言い訳を、一つ提案すれば楽にその3倍くらいはダーッと並べ始める。「ならクレートにして、その近くに仕切りで囲ったトイレを用意して、時間を見計らってトイレに連れていってあげれば?」と言うと、「そうするとおしっこを我慢しちゃって絶対にそこではしないの」と言う。「しなければするまでちゃーんとついて見ててあげて」というと、「私もつきっきりではいられない」とヌカす。更にはおしっこをするのがとても早くて連れて行くのが間に合わないと言いだす。
この頃になると、いい加減私もイライラしてくる。
これは犬が問題なのではない。問題は飼い主にある。
出来ない言い訳をするってこと自体が本気ではないという証だ。
「ゴルャー、ヤル気あんのかー、ワレ〜〜〜!」・・・みたいな?
今日も色々話しているうち、「他の場所でおしっこしたら、床に鼻をこすりつけて思い切り怒ってやればわかるかしら」と言い出す。だから「絶対にそれは止めて」と言っておいた。「犬に正解を教える方法は、その瞬間を逃さずにしっかり褒めることしかないんだよ」と。
うん、うん。どうやら私も杉浦流が板についてきたようだ。
つか、私がいつも言われていることでもあるがな、フッ。
「褒めるのは今っ!0.1秒遅れてもダメだよ!」ってね。
早い話、これを受け売りと言う。
すると、私の他に相談した相手からも同じようなことを言われてたらしく、「実は動物病院の先生からも『いい加減、しっかり見てあげてください』って、この前言われちゃったのよー」と悪びれた様子もなくアッケラカーンとヌカす。
そうか、この人って・・・。
悪気はないんだけど、要するに天然なんだ!
つか、天然すぎて疲れる。
それか、悪いのは犬で自分が被害者だと思いこんでいる。
だって「覚えてくれなくてそこらじゅうでおしっこしちゃうの」って言うんだもん。トイプー君はまだたったの1歳だというのに、すでに犬を飼ったことを後悔までしているご様子。
だけどこういう人って多い。
「吠えちゃうの」とか・・・。
そう言う人ってよくいるでしょ?
それも犬が悪くて自分が被害者という意識がある表れ。
時々、犬にも弁護士が必要だなって思うときがある。
だってそうでしょ。
犬の世界には、この紙切れ(トイレシーツのこと)がトイレだという認識はない。
ニンゲンの都合でそこをトイレにさせられただけのこと。ならば最低でもニンゲンの都合に犬を合わせたのだから、当のニンゲンがその正解を教える義務があるはずだ。その最低限の義務すら果たしてないのに、「犬はニンゲンの言うことをきくべき」という、ニンゲンの勝手な思い込みは捨てるべきだと思った。
犬は何もしなければ吠えるし、噛むし、そこらじゅうにおしっこをするイキモノだ。それが困るからこそきちんと犬と向き合うのが飼い主の役割なんじゃないの?そういう人を見るにつけ、いつも私はそう思う。かつ、せっかく犬を迎えたというのになんともったいないこと。犬はあっという間に年を取る。いくら「もう少し待ってくれ」って言っても、一秒たりとも待ってはくれない。特にかけがいのないパピーの頃なんていうのは、神様がくれた特別のプレゼントの時間だと言っても過言ではない。なのになのに、なんともったいないこと・・・。
そんな神様がくれた特別のプレゼントの時間を、飼ったはいいが、自分の思い通りにならないと、子供に向かって「お前が飼ってと言ったんじゃない!」とか、「お前が面倒見るって言ったんじゃない!」ってまるで厄介者さながらに、小学生の子供相手に責任のなすりあいっこなぞをするなんて・・・
だいたい、そんなことをしている場合じゃないんじゃね?
「ニンゲンの子供がトイレを覚えるのにどれくらいの時間がかかるかって考えてみてくださいよ。それと同じくらいの意識を犬にも向けてあげてくださいよ」と最後に伝えたけど、自分が被害者で悪いのは犬って思っている限りは、いくら言葉を尽くしてもわからないだろうなぁ・・。
ニンゲンがほんの少し変わるだけで、犬はその数十倍、いやいや、もっともっと確実に変わるのになぁ。「トイプードルは利口で飼いやすい犬種だ」なんていう謳い文句もこうなると考え物だ。利口だから何も教えなくても大丈夫。魔法のように放っておいても勝手にいい子に育つはずなんていう勝手な思い込みを作り出す。
近所には今のマーティを見て「お利口で良いわね」と、トイプーを飼いだした人も実際にいる。だけどマーティが今のようになるまでには、私は私なりに必死で向き合ってきたつもりだが、きっとそんなことは知ろうともしないだろう。
「利口な犬種だから」あるいは、「トイプーは初心者向きで飼いやすいから」っていう思い込みが先にある以上はね。
でもこれだけは断言できる。
どんなに利口な犬種であっても、何もしなくてもいい子に育つなんていう魔法の杖なんぞどこもにもない。だって優秀とされるシェパードだって、訓練しなきゃシェパードにあらずなんて言われるくらいだしね。
犬と暮らしていて「なんでだろう」の繰り返しは多々ある。その中のたった一つでも、その答えを見つけたときの喜びこそが犬とヒトとの絆になるということを知った。その答えを見つけるまでには色んな先入観を捨てなければいけないときもあるってことも知った。だからそこまできちんと向き合うことが出来ないのなら、ブームに乗せられて簡単に犬なんか飼うんじゃねぇって言いたい。
飼われた犬がいい迷惑だもん。
ただ毎日テクテクと、真面目に犬の散歩をしているだけなのに、「なんでこんなことまで私に聞くの?」みたいなことがよくあるのだ。
ほんの一例として、こんなのもあった。
娘婿のDVと借金問題。
これはさすがに私にゃ答えられない。
でも相手は、自分の話を聞いてくれるだけで満足しているご様子だ。
相手だって私なんかに相談したところで、問題が解決するだなんてこれっぽっちも思ってないだろう。ただ心の中のもやもやを口に出して誰かに聞いて欲しいだけ。その相手として私を選んだだけのこと。どうやら私は、"自分の話をちゃんと聞いてくれそうなタイプ"と勝手に思われるらしい。
まぁ、それは良いとして。
さて、前置きが長くなったが、ここからが本題。
今日の相談相手は、1才になるトイプーの躾に悩む40代の主婦・A子さん。
家族構成は夫が1人と小学生の子供が3人。
他に14才の先住犬のヨーキーが1匹。
そんなご家庭なのだが、このA子さん、とにかく難物。
そのトイプー君を家族に迎えてもう一年にもなるのだけど、未だトイレを覚えられず、家中におしっこをしてしまうことが悩みのタネだという。特に最近寒くなって、コタツを出してからというもの、コタツ布団にもおしっこかけまくりの日々だそうだ。だから家中が臭くて臭くてたまらないとのこと。
それが原因で、毎日子供とケンカばかりしてしまうと言っていた。
そのトイプー君を飼いだしてからというもの、「お前が飼いたいって言ったんだからね!」と、子供に八つ当たりする日々が続いているのだそうだ。
しかもそのトイプー君、先住犬との相性も抜群に悪く、2匹は毎日取っ組み合いのケンカばかり。その先住犬は緑内障で、すでに目が見えなくなっているもんだから、元気いっぱいでチャカチャカしているトイプー君がうっとおしいと感じるのだと思う。あるいは目が見えない分だけ普通以上に怖いと感じるのかも。とにかくケージに入れてもドア越しにお互いガウガウやっているんだとこぼしていた。
私がそんなA子さんに最初に出会ったのは、今年の春先くらいだったか・・。
考えてみればそのときから同じことをずっと愚痴っていたように思う。
「もう〜、トイレを覚えてくれないのー。
先住犬のヨーキーはすぐに覚えたのにぃぃぃ。
ホント、この子はバカ犬なんだからっ!」
トイプーラヴァーの私にとっては聞き捨てならないお言葉。
"オイオイ、ちょっとマテ。バカと言うな、バカと・・"と言いたいのを心の中でぐっと堪え、代わりにケージを用意するようにと伝えた。
「犬にしてみればどこにしていいのかがわからないだけなんだから、それを教えてあげればすぐに出来るよ。大丈夫、絶対に覚えるって!」と、確か最初に交わした会話はこんな感じだったと思う。
それから数日後、再びA子さんに会ったときのこと。
「トイレ、どうした?」と聞くと、首を横に振りながら「全然ダメ」と、浮かない顔。
ケージのことを尋ねると、最初だけは私に言われてケージを用意したらしい。
ケージに入れておけばケージの中のトイレでだけは出来るようになったのだが、リビングに出すと、また家中におしっこしまくりに戻ってしまうとのこと。それで「この子は覚えが悪くてもうダメだ」と諦めの気持ち半分、かつケージがあると家の中が狭くなるという自分の都合半分で、もうケージは片付けてしまったという。
そこで私は内心呆れつつ、まだリビングで完全にフリーにする時期ではないという説明をした。更にはもし仮にフリーにするのであれば、相手はまだ子犬なんだから、飼い主さんがついててあげられる時間のみにすることとか、遊んでいて犬がそわそわしだしたら、トイレを教えるタイミングと捉えるべきだという説明もした。
そうなったら仕切りで囲ったトイレまで連れていってあげて、上手に出来たらきちんと褒めて、ご褒美としてそこから出してしっかり遊んであげてと、もう、これ以上ないくらいに親切丁寧に説明してあげた。
まるで小学生にでも諭すようにねっ!
そこらのことは私が偉そうに言うまでもなく、躾の本の一冊も買えば、ちゃーんと出ていることだし、どこの専門家に聞いてもきっとそう答えるだろう。事実その頃になるとそのA子さん、私の他にも動物病院の先生やらトリマーさんたちにも同じ質問をしまくっていたもよう。どこに聞いてもこれと同じような答えが返ってきていたようで、「ふーん、みんなそう言うのよねー」と、私の話に深くうなづいていた。
ならば当然、それでわかったのだろうなーと思いきや、敵も然る者。
会うたびに同じことばかり言っている。
そのたびに「ケージは?」と聞くと、「ケージに入れると『出せー』と泣いてうるさい」とか、「ケージだと家の中が狭くなる」とか、ああでもないこうでもないとできない言い訳を、一つ提案すれば楽にその3倍くらいはダーッと並べ始める。「ならクレートにして、その近くに仕切りで囲ったトイレを用意して、時間を見計らってトイレに連れていってあげれば?」と言うと、「そうするとおしっこを我慢しちゃって絶対にそこではしないの」と言う。「しなければするまでちゃーんとついて見ててあげて」というと、「私もつきっきりではいられない」とヌカす。更にはおしっこをするのがとても早くて連れて行くのが間に合わないと言いだす。
この頃になると、いい加減私もイライラしてくる。
これは犬が問題なのではない。問題は飼い主にある。
出来ない言い訳をするってこと自体が本気ではないという証だ。
「ゴルャー、ヤル気あんのかー、ワレ〜〜〜!」・・・みたいな?
今日も色々話しているうち、「他の場所でおしっこしたら、床に鼻をこすりつけて思い切り怒ってやればわかるかしら」と言い出す。だから「絶対にそれは止めて」と言っておいた。「犬に正解を教える方法は、その瞬間を逃さずにしっかり褒めることしかないんだよ」と。
うん、うん。どうやら私も杉浦流が板についてきたようだ。
つか、私がいつも言われていることでもあるがな、フッ。
「褒めるのは今っ!0.1秒遅れてもダメだよ!」ってね。
早い話、これを受け売りと言う。
すると、私の他に相談した相手からも同じようなことを言われてたらしく、「実は動物病院の先生からも『いい加減、しっかり見てあげてください』って、この前言われちゃったのよー」と悪びれた様子もなくアッケラカーンとヌカす。
そうか、この人って・・・。
悪気はないんだけど、要するに天然なんだ!
つか、天然すぎて疲れる。
それか、悪いのは犬で自分が被害者だと思いこんでいる。
だって「覚えてくれなくてそこらじゅうでおしっこしちゃうの」って言うんだもん。トイプー君はまだたったの1歳だというのに、すでに犬を飼ったことを後悔までしているご様子。
だけどこういう人って多い。
「吠えちゃうの」とか・・・。
そう言う人ってよくいるでしょ?
それも犬が悪くて自分が被害者という意識がある表れ。
時々、犬にも弁護士が必要だなって思うときがある。
だってそうでしょ。
犬の世界には、この紙切れ(トイレシーツのこと)がトイレだという認識はない。
ニンゲンの都合でそこをトイレにさせられただけのこと。ならば最低でもニンゲンの都合に犬を合わせたのだから、当のニンゲンがその正解を教える義務があるはずだ。その最低限の義務すら果たしてないのに、「犬はニンゲンの言うことをきくべき」という、ニンゲンの勝手な思い込みは捨てるべきだと思った。
犬は何もしなければ吠えるし、噛むし、そこらじゅうにおしっこをするイキモノだ。それが困るからこそきちんと犬と向き合うのが飼い主の役割なんじゃないの?そういう人を見るにつけ、いつも私はそう思う。かつ、せっかく犬を迎えたというのになんともったいないこと。犬はあっという間に年を取る。いくら「もう少し待ってくれ」って言っても、一秒たりとも待ってはくれない。特にかけがいのないパピーの頃なんていうのは、神様がくれた特別のプレゼントの時間だと言っても過言ではない。なのになのに、なんともったいないこと・・・。
そんな神様がくれた特別のプレゼントの時間を、飼ったはいいが、自分の思い通りにならないと、子供に向かって「お前が飼ってと言ったんじゃない!」とか、「お前が面倒見るって言ったんじゃない!」ってまるで厄介者さながらに、小学生の子供相手に責任のなすりあいっこなぞをするなんて・・・
だいたい、そんなことをしている場合じゃないんじゃね?
「ニンゲンの子供がトイレを覚えるのにどれくらいの時間がかかるかって考えてみてくださいよ。それと同じくらいの意識を犬にも向けてあげてくださいよ」と最後に伝えたけど、自分が被害者で悪いのは犬って思っている限りは、いくら言葉を尽くしてもわからないだろうなぁ・・。
ニンゲンがほんの少し変わるだけで、犬はその数十倍、いやいや、もっともっと確実に変わるのになぁ。「トイプードルは利口で飼いやすい犬種だ」なんていう謳い文句もこうなると考え物だ。利口だから何も教えなくても大丈夫。魔法のように放っておいても勝手にいい子に育つはずなんていう勝手な思い込みを作り出す。
近所には今のマーティを見て「お利口で良いわね」と、トイプーを飼いだした人も実際にいる。だけどマーティが今のようになるまでには、私は私なりに必死で向き合ってきたつもりだが、きっとそんなことは知ろうともしないだろう。
「利口な犬種だから」あるいは、「トイプーは初心者向きで飼いやすいから」っていう思い込みが先にある以上はね。
でもこれだけは断言できる。
どんなに利口な犬種であっても、何もしなくてもいい子に育つなんていう魔法の杖なんぞどこもにもない。だって優秀とされるシェパードだって、訓練しなきゃシェパードにあらずなんて言われるくらいだしね。
犬と暮らしていて「なんでだろう」の繰り返しは多々ある。その中のたった一つでも、その答えを見つけたときの喜びこそが犬とヒトとの絆になるということを知った。その答えを見つけるまでには色んな先入観を捨てなければいけないときもあるってことも知った。だからそこまできちんと向き合うことが出来ないのなら、ブームに乗せられて簡単に犬なんか飼うんじゃねぇって言いたい。
飼われた犬がいい迷惑だもん。





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